安藤理のソース体験記

現在、八ヶ岳南麓の山梨県北杜市のログハウスに住み、そこを拠点にワークショップや個人セッションを実施しています。自分が興味を持ち価値があると思えることを仕事にしながら、自然の中で暮らすというのは、以前の私にとって夢の暮らしだったのですが、今はそれが現実になっており、日々を楽しみ味わいながら、充実しゆとりある生活を送れるのは本当にうれしくありがたいことです。

振り返ると、ソースというプログラムを知る10年以上前から、ワクワク人生への歩みは始まっていました。最初の転機は、大学卒業後、コンピューター会社に勤めソフトウェア・エンジニアの仕事をしていた時期です。増えつづける仕事量、難度、責任からくるストレスを解消するためにリラクセーション法や瞑想法を学んだのがきっかけで、精神世界に対する興味が深まっていきました。と同時に、自分がコンピューターの仕事には深い興味や意欲を持っていないのに、そのまま続けていくことはできないと感じるようになりました。心から興味を持てることを追究していくなら、意欲も自然に湧き出し続けるだろうと思ったのです。エンジニアの仕事を続けながら、約2年間学びや準備を重ねた後、本当に興味が持てることを仕事にするため、瞑想法のインストラクターに転進したのが26歳の時でした。

コンピューターの知識や技術はワクワクではなかったのですが、経験が無駄だったわけではありません。顧客先でのコンピュータ・ソフト講習、プレゼンテーション、システム作成の打ち合わせなどを通して、自分が得た情報を分かりやすく伝えることの面白さ、伝えたことが役に立つことの喜びなど、自分にとって重要なワクワクの要素に目覚めたことは、その後の人生に繋がる貴重な収穫だったと思えます。

しかし、転職後も紆余曲折は続きました。やりたいと思って始めた新しい仕事も、組織に所属し、その方法だけを教えるという立場に制限を感じるようになり辞める決断をしました。たとえ興味あることをやっていても、特定の形に限定されて、「自由」に取り組むことができなければ満足感はないのだ、ということが身に染みたのです。

そして、縁があった小さな会社に就職し、週末などに様々な手法を学び体験しながら、今度は独立してフリーでできるような方向を目指したのです。そしてその頃学んだ方法の中で、特に惹かれたことをセミナーなどの形で週末に実施することを始めていきました。幸い、協力してくださる方々との出会いにも恵まれ、約2年を経て、勤めを辞め独立することができました。

その仕事を3年ほど続けながら心と身体の繋がりについて学びを重ね、身体からの素直な欲求にもっと耳を傾けるようになった結果、都会を離れていつも新鮮な空気を吸うことができる環境に移住したいと思いが強くなっていきました。シックハウスで体調を崩したこと、父の死を機に自分の生き方について考えなおすようになったことなど、その時期に重なった状況も、移住の決断へと自分を押し出す要因となりました。そして98年3月、理想的なライフスタイルを実現するべく、東京から八ヶ岳南麓に拠点を移したのです。

直観的なワクワクに従った転換でしたので、確実に生計を立てる見通しがあったわけではありません。理想的な環境での生活を始めながらも、将来に向けての不安が徐々に膨らみ始めた頃、「ソース」の本が発売されたのでした。今まで、いろんなところから学んだり、試行錯誤してきたことが良くまとまって書かれてあり、感じてきたことにピッタリだと感じたのです。自分が理想とする生活を求めていっていいのだという確信を与えてくれました。しかも、精神的なことだけでなく、現実に活かしていくための大切なコツが明確に書かれていたことに感銘を受けたのです。また、その頃は見落としていた落とし穴にははまっていたことにも気づきました。それは、本には「優先順位のウソ」と書かれている社会通念でした。

八ヶ岳に来てから2年近く経っていた頃ですが、経済的な心配から、仕事優先に考える時間が増え、恵まれた環境での生活も十分には楽しめなくなっていました。それに気づいて、様々なワクワクを同時実行するようになると、急速にバランスが良くなり、生活の全分野が好循環するようになってきたのです。

ソースは、本、自宅学習キット、ワークショップを通して学びましたが、キットによる自宅学習より、ワークショップで他の人たちの話し合いながらワクワクを洗い出すほうが楽しく、ワクワクの感覚を呼び覚まされました。これはやはり、ワークショップ形式で体験するのが一番効果的だ、と実感してソーストレーナー養成コースを受け、ソースのワークショップを自分で実施するようになりました。こういった情報を伝え、体験の場を提供することもワクワクの重要な要素でしたので、その流れは必然だったと感じます。

ソーストレーナーになったことで、望む方向のきっかけを与えてくれる人や情報との出会いはさらに増えていきました。育児セミリタイヤ中だったの本田健さんとの出会いもその頃でした。ソースも受けられたことで、本を書く気持ちが固まったそうです。本田さんと出会ったのも、以前から学んでいた手法を通して交流していた友人の紹介だったのですが、その後の展開は全く予想もしていないことでした。ワクワクを追求している人が出会うと、思わぬ発展が生まれるという一例だといえるでしょう。

トレーナーになってすぐにコンスタントにワークショップを開けるようにはなりませんでしたが、あきらめず続けていったところ、2年、3年と経る間に、本田さんが本を出版されて、講演会やアイウエオフィスのホームページで紹介してくださり、多くの方々がソースを知るようになりました。2年目後半から、ソーストレーナー養成講座講師も担当するようにもなったのですが、それまでの私の取り組みを見て下さっていた当時のヴォイス社ソース担当者の方から打診を受けて引き受けたもので、自分から目標にしたわけでもなかったのです。すぐに願いが結果として表れなくても、続けていくことで成果が現れてくるということも、この頃の経験からあらためて感じたことです。

その後は、ワークショップやトレーナー養成講座で、ワクワク人生への道を歩む多くの人たちと知り合い、その後も交流を楽しんで生きていけるようになりました。状況が順調になってきてからも、さらに自分の在り方を深めるのに役立つ新たなプログラム「セドナ・メソッド」との出会いなどがあり、人生の流れを信頼しながら自然体で生きていけるようになってきました。

ワクワクの本質に気づき、それを大切にしていくと、自然と自分にも周囲にも優しい生き方になってきます。無理して頑張り、自分の身体や、周囲の人たちや、環境に負担を与えてしまう人生から抜け出し、ソース的な生き方をする人々がどんどん増えています。最近はソーストレーナーとして活動している人たち同志の交流も活発になりつつあり、新たな展開も生まれてきています。




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